1話-6 「ところてん式代用法はNG」
1話-6 「ところてん式代用法はNG」
室長・くるり・ぽっけが捨てられない人の悩みに答えるコーナー。
くるり、ぽっけは原作者の飼い猫の名前。
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くるり「食器を減らしたいけれど、お気に入りのモノが多くて
何から捨てたらよい分からない人が多いそうです。
何かいい方法はありませんか!?」
室長 「私は知らん!」
くるり「え!自信満々に言われても......」
室長 「仕方ない、彼を呼ぼう!ぽっけくん!!」
ぽっけ「はい室長!」
室長 「紹介しよう!彼は新入り猫型研究ロボットのぽっけくんだ。
さっそくだが何かいい方法はないか?」
ぽっけ「はい分析します!......ジジジギューン!分かりました!」
くるり「は...早い!」
ぽっけ「それならところてん式代用法が有効かと思います!
モノに第二の使い道を与えてやることで
代わりに別のモノを捨てるテクニックのことです。
例えば、使わないお皿をペット用にすれば、
今まで使っていたペット皿が捨てられますよね!」
くるり「つまりお気に入りを転用して
代わりにそんなにお気に入りでないものを押し出しちゃうという方法だね。」
室長 「なるほどさすがだぽっけくん。くるりくんの改良版なだけあるな!」
くるり「あぁ、そうなんですか。そういうことは教えてほしくなかったなぁ......」
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ところてん式代用法はお勧めしない。
皿は皿のまま使おう。
第二の使い道は考えないということだ。
第一の使い道において
ときめきを感じなくて使っていないモノが
第二の使い道でときめきを感じるモノに変わるとは
到底考えられない。
そこには「もったいない」という、
片付けをうまく進めることにおいて
大変邪魔となる思いしかない。
「もったいない」という思いを排除して
片付けをうまく進めるためには、
第二の使い道を考えないことが
条件である。
最初のくるりの質問では、
まず、
お気に入りのモノがあるなら
使えばよいと助言できるし、
お気に入りのモノを厳選すればよいと言えるし、
モノを厳選できないのは”ときめき”の基準が
安定していないからと言える。
そこに依頼人が気づけばよい。
依頼人が気がつくように
促すのが清察である。
よって、
最新猫型研究ロボットであるぽっけであっても、
清察にはなれないのである。
『わたしのウチには、なんにもない。』
(http://www4.nhk.or.jp/P3879/)
原作者 ゆるりまい
(Blog : http://nannimonaiblog.blogspot.jp/)
【出演者】
夏帆 : まい
近藤公園 : 夫・つとむ
朝加真由美 : 母・ふみ
江波杏子 : 祖母・はつ子
趣里 : まいの友人・菊池
大久保聡美 : まいの後輩・真美