そのかたづけに くぎづけ

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片付けのヒントをさぐる 「はじめたきっかけ」

片付けのヒントをさぐる 「はじめたきっかけ」






はじめたきっかけは、

大型のうす暗い本屋だった。




ある日の夕方のこと、

旅先での帰路、

公共交通機関の時間までの待ち時間を持て余していた。


ふらふら周辺を歩いていると、

ビルのフロアに本屋があった。

名の知られた本屋だった。

僕は本と本屋があれば、

時間をつぶせるタイプ
だったので、

何気なくのちにひらめきを与えてくれる空間へと

からだをゆだねた。



無臭だ。

しずかだ。

うす暗い。

客はまばら。

本がたくさんある。

こんな大型の本屋に初めて入った。


そして、

はじめて本屋に爽快感をおぼえた。

「この爽快感はどこからきているのだろう。

そうか、片付けの職業、清察として、

今いるこの空間が整理されている雰囲気に感じている
ことに対して

爽快感を感じているんだ。

しかし、

どうして整理されていると感じるのだろうか。」


そこで僕は無意識に思考していた。

問いが生まれた。

考えているときには問いがあるのだ。


「整理のポイントがあるはずだ。

どこだ、どこにある......」


本屋を好きなおもちゃを必死になって探す幼児のように、

無我夢中で整理のポイントを探した。


すると、

出るは出るは、

整理のポイントがたくさん出てきた。


・本棚のラックは統一されている
・「雑誌」「コミック」など、カテゴリーわけが細かい
・カテゴリー表示が見やすい高さにある
・カテゴリー表示の素材、大きさ、色などがカテゴリーごとに統一されている
・照明が一定だから、光の程度が均一になっている
・レジ前やオススメ本コーナーなどは、照明を足して明るくして、
 照明の明るさでモノの違いを表現しているから、モノの場所が目立つ
・本の大きさに適したラックを使っている
・オススメの本は表紙を正面に、そうでない本は背表紙を正面にし、
 本の向きで本の区別をしている

......etc。


少し注目して眺めてみれば、すぐに分かることだ、

と突っ込まれることは承知しているが、

自分が気づいたことのなかったことがそこにあった。

見落としていた。

今までは、

部屋のモノばかりに目を取られていた。

部屋を出たら、

いくらでもモノがあふれている。

部屋でしか見つけられないこともあるが、

部屋を出たら気づくことがある。

当たり前のことだが、

あらためて思い知らされた。



整理のポイントを自分なりに見つけているときにふと思った。

自分が訪れた場所で見つけた整理のポイントを、

部屋の整理のポイントに生かせないだろうか
、と。


ありふれたお店にある商品の配置などと

部屋の片付けのヒント

これらの既存の事実を結び付けて、

新たな情報を産み出せないだろうか



イデアというものは、

複数の既存事実の組み合わされたもの」である




そうして、

片付けのヒントを見つけることになった








ネーミングは一見分かりにくいし、

日本語として成立していないかもしれないが、

カケラタヅルレバ」になった。




片付けのヒント......。

かたづけのヒント......。

カタヅケノヒント......。

カタヅケノカケラ......。

カケラタヅルトカタヅケラレル......。

カケラタヅルレバカタヅケラレル......。

カケラタヅルレバ片付けられる。

(片付けのヒントとなる)カケラをたどって探さば、

片付けられる
......。


適当だ。


......ネーミングのはなしは置いておこう。


つまり、

ふらっと立ち寄った本屋がきっかけだったということだ。

 

 

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