片付けられない人
片付けられない人は、大きい意味では、生きている人すべてだ。”生きていること”に固執し、生きたいという煩悩に支配されているからだ。
そんなこといってもしょうがない。
ふつうに生活している人について言及しよう。
片付けられない人には大きく2つのタイプに分けられる。
①物を捨てられない人
②整理する能力がない人
の2つである。
①物を捨てられない人がほとんどである。
モノを大量に消費する社会では、①物を捨てられない人が出てくるのは当然だ。
モノの捨て方を知らなければ、どんどんモノがあふれるだけである。
しかし、現在の消費社会において、片付けのやり方は家庭でも学校でも教えてもらえない。
実におかしい。
一方、②整理する能力がない人は少ない。
整理しない生活を送ってきただけなら、①物を捨てられない人に該当する。
②整理する能力がないというのは、整理することを理解できない、もしくは障害がある場合のことを意味する。
②整理する能力のない人は、ないものを持てと言われても、特別本人が望まない限り、片付けられるように教えを乞う必要はないため、”片付けなければ!”、と苦しむ必要はない。
だから、片付けられない人とは、物を捨てられない人なのである。