そのかたづけに くぎづけ

    片づけコンサルタントとして片づけについて書いていく     「依頼する」 HP http://tanitsukasa.wix.com/seisatsu

清察とは 「依頼人の目の前で作業する」

清察とは 「依頼人の目の前で作業する」



清察は、

依頼人の片付けをサポートし、

依頼人と一緒に片づけをするのだから、

依頼人の目の前で、作業する。

つまり清察は、

勝手にモノを片付けたり、モノを捨てたりすることはないということ



くどいようだが、

片付けるのは依頼人だ。

モノの持ち主だからだ。



他人の部屋のモノなど、

誰にとっても大体はゴミに見えるのだ。


しかし清察は、

依頼人の”ときめき”・”使用”の基準の

理解に努め、

依頼人の話を聴くことを重視し、

依頼人に共感し、

目の前にある依頼人のモノを

自分の持ち物のように思いを込めてあつかう





だから、

「これは使わないから、捨てる。」、

「これはここにおいて方が使いやすいから

居場所はここにしよう。」、

「ここにはこの収納用品が適正だから、

この収納用品を購入しよう。」などという発言はない。


そういった言葉たちは、

依頼人の理想の部屋を目指していない、

目的のない人の言葉だ。

依頼人のフレネミーなんかに言われるような言葉たちだろう。



また、

「必要」・「不要」という言葉も使わない


必要かどうかは、

価値観によって決まる。

この世界に完全に正しい価値観など存在しない。

人それぞれ価値観があり、

かつ、依頼人の価値観でモノを分類するというのに、

モノの分類を手伝う人間が、

必要かどうかを決めることは、

依頼人の理想の部屋に向けた片付けを妨げる。

そもそも、

依頼人自体の価値観も、

時と場によって変わるものであるから、

必要かどうかという価値観で、

モノを判断しない




判断するのは、

依頼人の今ここでの”ときめき”・”使用”の基準でのみ



しかし、

その基準を明確に定めている依頼人は多くない。


その基準を引き出すのが清察の努めである。



だから、

清察は依頼人と一緒に、話しをしながら片付ける。

依頼人との合意の下で依頼人のモノをあつかう

依頼人の目の前を離れないのだ。


依頼人の見ていないところでは、

モノを片付けたり、捨てたりしない




「清察がしないこと」について書き連ねたが、

「清察がすること」に書き換えると、

はじめに戻るが、

清察は依頼人の目の前で作業する」ということになる。



初対面の人を自分の部屋の中に入れて

放っておく人は少ないであろうが。

 

 

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